JSEM電子音楽カレンダー/2014年10月のピックアップ

JSEM電子音楽カレンダーでは、担当の川崎弘二がカレンダーに掲載されている各種イベントをご紹介していきたいと考えております。

2014年10月に開催されるイベントから、今回は金沢の鈴木大拙館で開催されるコンサート「エレクトロニクス即興演奏 島田英明 × ASUNA」をピックアップいたします。

このコンサートにご出演される島田英明さんに、今回のコンサートについてのお話しを電子メールでお伺いしました。

 

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■コンサートを告知するウェブサイトでは、島田さんによる「電子変調されたヴァイオリン」と、ASUNAさんによる「リード・オルガン」による即興演奏が行われるようです。ASUNAさんとご共演されることになった経緯についてお話しいただけますか。

今回の演奏は、金沢市の公益法人が企画するイベント・シリーズ「ナイトミュージアム」の一環として決まったものです。私が時々企画する地元でのライブを、現在は金沢市に在住する作曲家の田中吉史さんが見に来ていただいていて、彼のお話づてに、今回の演奏のお話が持ち上がったようです。企画サイドからは、「他アーティストとのコラボレーションをお願いします」との事でしたので、近年、地元でのライブでご一緒しているASUNAさんをお誘いした次第です。

 

■今回のコンサートにおいて、島田さんはどのようにエレクトロニクスをお使いになるのか、もし、ご予定のことがございましたらお話しいただけますか。

私のヴァイオリン演奏は、リングモジュレーターを通してアンプ・スピーカーから増幅されます。初期の頃から使っていたハンドメイドのリングモジュレーターは、数年前に壊れてしまい、今はMoogerFoogerのリングモジュレーターを使っています。ヴァイオリンの音声入力を電圧エンベロープに変換させるMS-03という機材に通し、リングモジュレーターのもう一方の入力のオシレーターにテンションをあたえて、サウンドを変形させる事が出来ます。

今までのAgencement名義のライブは、ほぼこれでやってきました。今回の演奏でもそれは変わりませんが、ASUNAさんの通奏されるオルガンの響きに電子変調ヴァイオリンがどのように乗って行くのか、私自身楽しみにしています。

 

■80年代半ばから「Agencement(アジャンスマン)」という名義でテープ音楽も発表してきておられます。テープ音楽の制作と、電子変調したヴァイオリンによる即興演奏にはどのようなアプローチの違いがあるとお考えでしょうか。

私は1979年頃からヴァイオリンの即興演奏のような事をやり始めています。前年のデレク・ベイリーの初来日時の後、レコードなどを介して、ベイリーの一音一音が妙に切り離されたギター演奏を聴いてからの事でした。

後にノイズミュージックとも出会っていますが、それでも「楽器を演奏する」という所から離れなかったのは、その最初の影響が今も有効だからだとも言えます。そして80年代半ばからのAgencement、この言葉は当時まだ翻訳されていませんでしたが、偶然に見つけて直感的に使用したのを憶えています。アプローチの違いについては、後述します。

 

■島田さんは金沢を拠点の一つとして活動しておられます。金沢という場所はご自身の音楽に影響を及ぼしているとお感じでしょうか。

私の「テープ音楽」は、その本質から外れて、大体において素材には私のヴァイオリン演奏の録音のみを使用してきました。1985年当時、最初のレコードを作ろうとした時も、未編集の即興演奏と、それを使ったマルチトラック・テープを並立させるというアイデアが最初からありました。金沢にいて、どのようなシーンに属す事も出来ない状況のなかで、まずレコードを作るという事がありました。

アナログテープを使わない現在においても、マルチトラックによる作品の制作をスタジオで継続しています。一方ライブでは、主にリングモジュレーターを使用したヴァイオリン演奏になります。マルチトラックの重層的な要素は少なく、電子変調されていても楽器演奏の線的な推移である事に変わりはありません。近年は、即興音楽の演奏者とのライブ共演も多数あり、アコースティックでの演奏も多くなりました。

 

■ライブ活動やCDリリースなど、近年の島田さんは活動が活発になっているように思われます。活動ペースの変化には何らかの契機がございましたでしょうか。

ライブに限って言えば、2009年に金沢21世紀美術館にて、作曲家の一柳慧氏監修のイベントに招かれた頃から、ライブの自主企画もするようになりました。リリースはまだ増えていませんが、現在まで寡作で来てしまった今、創作に集中したいというのはあります。

 

■今後のご予定などがございましたら、ご紹介いただけますでしょうか。

11月初旬には2日連続で、東京・八丁堀の七針、同じく水道橋のFtarriにてライブ演奏をします。詳細は各ウェブサイトをご覧下さい。現在、ヴァイオリンを素材としない電子音のみによる作品を制作しています。本名名義での公開を目指しています。

 

■コンサートのご成功をお祈りしております。どうもありがとうございました!

 

◎コンサートのご案内
日 程:2014年10月10日(金) 18:30開場 19:00開演
場 所:鈴木大拙館、金沢
定 員:40名(要予約 7/1(火)から予約受付)
参加費:500円
申込先:金沢芸術創造財団 Tel: 076-223-9898
http://www.nightkanazawa.com/event/event_57.html

 

◎CDのご案内
秋山徹次, 広瀬淳二, 池上秀夫, 石川高, 木下和重, 古池寿浩, 河野円, Maresuke, 松本健一, 島田英明, 鈴木學, 高岡大祐 / Septet//2013

Agencement / Viosphere+ selected works 1984-1991

Quasispecies Four (美川俊治, 島田英明, 山田ノブオ, 康勝栄) [LP]

Agencement vol. 1 初期作品集 1983-1986

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JSEM 電子音楽カレンダー/今月のピックアップ一覧

 

 

2016年07月
大塚勇樹  ディスク紹介  CD「Molecule Plane “Acousticophilia”」
沼野雄司  インタビュー  東京現音計画 #07 クリティックズセレクション1:沼野雄司

2016年06月
渡邊裕美  インタビュー  New York City Electroacoustic Music Festival

2016年05月
委細昌嗣  インタビュー   CD「 Title fit I felt it 」

2016年04月
今井慎太郎 インタビュー  CD 「 audiblescape 」

2016年03月
特別篇  由雄正恒 インタビュー 「電子音楽なう! vol. 5 in 大阪」3
特別篇  成本理香、石上和也+かつふじたまこ+泉川獅道 インタビュー 「電子音楽なう! vol. 5 in 大阪」2
特別篇  Molecule Plane、門脇 治、RAKASU PROJECT. インタビュー 「電子音楽なう! vol. 5 in 大阪」1

2016年02月
johnsmith  インタビュー  車輪の再発明プロジェクト #6

2016年01月
七里 圭  インタビュー  檜垣智也 アクースマティック作品による 音の個展

2015年11月
松宮圭太  インタビュー  Ars Musica 2015 Maxime Desert
中川裕貴  インタビュー  桑折 現×木藤純子×中川裕貴「CH」

2015年10月
大塚勇樹  インタビュー  ひびきののりと vol. 2 シカトキイタ

2015年08月
渡辺 愛  インタビュー  今月のピックアップ特別篇「サラマンカホール電子音響音楽祭」5

2015年07月
佐藤亜矢子 インタビュー  今月のピックアップ特別篇「サラマンカホール電子音響音楽祭」4
福島 諭  インタビュー  今月のピックアップ特別篇「サラマンカホール電子音響音楽祭」3
林 恭平  インタビュー  今月のピックアップ特別篇「サラマンカホール電子音響音楽祭」2
大久保雅基 インタビュー  今月のピックアップ特別篇「サラマンカホール電子音響音楽祭」1

2015年06月
城 一裕  インタビュー  マテリアライジング III 物質と情報とそのあいだ

2015年05月
及川潤耶  インタビュー  及川潤耶 VOICE LANDSCAPE – ta ka ta ka Crickets

2015年04月
ニシジマ・アツシ インタビュー

2015年03月
鈴木治行  インタビュー  大矢素子 オンド・マルトノリサイタル vol. 4 日仏の曲線、ほか

2015年02月
今堀拓也  インタビュー  Contemporary Computer Music Concerts (CCMC) 2015

2015年01月
三輪眞弘  インタビュー  大井浩明 Portraits of Composers #20
池田拓実  インタビュー  東京現音計画 #04 ミュージシャンズセレクション 2: 大石将紀
松井 茂  インタビュー  展覧会「青森EARTH 2014」

2014年12月
佐近田展康 インタビュー  レクチャー「 フォルマント兄弟 音/声が生まれる!」

2014年11月
特別篇 石上和也、佐藤亜矢子、水野みか子 インタビュー 「電子音楽なう! vol. 4 in 名古屋」 その2
特別篇 渡辺 愛、吉原太郎、 福島 諭  インタビュー 「電子音楽なう! vol. 4 in 名古屋」 その1
安野太郎  インタビュー  コンサート「安野太郎のゾンビ音楽『死の舞踏』」

2014年10月
島田英明  インタビュー  エレクトロニクス即興演奏 島田英明 × ASUNA

2014年09月
笹久保伸  インタビュー  CD「マナヤチャナ」笹久保伸+藤倉大

2014年08月
檜垣智也  インタビュー  電子音楽フェスティバル「Futura 14」

 

 

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JSEM電子音楽カレンダー/2014年9月のピックアップ

JSEM電子音楽カレンダーでは、担当の川崎弘二がカレンダーに掲載されている各種イベントをご紹介していきたいと考えております。

2014年9月のカレンダーから、今回は、ギタリストの笹久保伸さんと、作曲家の藤倉大さんによるコラボレーションCD「マナヤチャナ」(9月17日発売)をピックアップいたします。

このCDでギターを演奏された笹久保さんに、CD「マナヤチャナ」についてのお話しを電子メールでお伺いしました。(担当:川崎弘二)

 

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■藤倉大さんとはFacebookで交流を持たれるようになったとのことですが、それまでに藤倉さんのことはよくご存じだったのでしょうか。

「藤倉大」という作曲家は日本のみならず海外の音楽シーンで有名なので知っていましたが、藤倉さんの音楽の事をよく知っていたわけではありませんでした。

実は今もあまりよく知らなくて、まだお会いした事もありません。もちろんCDは数枚聴いていて、かっこいい曲を書く人だなと思っていました。

 

■藤倉さんとコラボレーションをすることになった経緯についてお話しいただけますか。

藤倉さんはギターソロのために「スパークス」という曲を書かれているのですが、それはとても短い曲なので、もっと長いギター作品はないのかなと思い、2014年のある日「他にギター作品はありますか?」みたいな質問メールをしました。

結局他にギターソロ作品は書かれていなかったのですが、チャットで色々な話をしているうちに、「単に作品を演奏をする」のではなく、コラボで何か作ろう、という方向に話が進んでいきました。

 

■CD「マナヤチャナ」はどのようなプロセスで制作されたのかお話しいただけますか。

藤倉さんはロンドン在住で、僕は秩父在住なのですが、制作は一切楽譜を使わずにやろうという事になりました。

まず最初に僕が秩父のスタジオで短いギター演奏(15秒〜20秒くらい)を録音し、それをメールでロンドンに送り、様子をみながら制作を進めよう、という話しでしたが、僕はとりあえず30分とか60分とかをパパッと録音し、それをロンドンにバンバン送りました。

その録音では、特殊調弦、プリペアドギター、変則的なリズムなど、変わった事をしました。しかし藤倉さんはその60分の録音の2秒くらいを使って音楽を再構築というか、作曲を始めました。

僕のギターを基に藤倉さんがロンドンで作った音源を秩父に送ってもらい、その音源の上にまた僕が秩父でギターを録音して、というように、曲によっては数回音源を送りあいながら音を構成していきました。

このアルバムで使用されている音はすべて僕が弾いたギターの音だけです。とはいえ、音は再構成されているので、何をどうやって弾いたか自分でも全然わかりませんし、二度と弾けませんが・・。

この作品では藤倉さんが他の曲の作曲をする目的で、IRCAMが藤倉さん専用にプログラミングしたソフトを使って制作しているのですが、それもあってかちょっと独創的な仕上がりになっていると思います。

いわゆるギター音楽でもなければ、いわゆるエレクトロニカ音楽でもなく、かといって現代音楽でもなく、行ったり来たり、出たり入ったりしながら、色々裏切ったり、という感じに未知の世界を漂っています。

そもそも僕自身、カテゴライズされにくい音楽活動をしていて、一方の藤倉さんも表向きは「現代音楽の作曲家」として知られていますが、デイヴィッド・シルヴィアンとコラボしているくらいなので、普通の現代音楽の作曲家より広い視野を持った音楽家だと思います。

 

■日本とイギリスという距離は、コラボレーションに影響を及ぼしましたでしょうか。

それは何とも言えませんが、藤倉さんと僕はまだ一度たりとも会った事が無く、直接顔を合わせて話した事もなくて、でも会う前にコラボをしてCDが発売されている、これは完全に偶然の成り行きではありますがユニークだと思います。

むしろ実際に出会っていたらコラボしていないかもしれないですよね、なのでこのまま一生会わないでコラボが続いたら面白いなあ、とたまに思ったりします。

 

■笹久保さんのギター演奏の録音は、藤倉さんによって電子的に「トリートメント」されたようです。藤倉さんの「トリートメント」についてどのような印象を持たれましたか。

最初は何をどういう風に作るか明確に決めていなかったので、僕の録音をどのような音にするのだろう、という興味がとてもありました。 僕自身藤倉さんにたいして「こういう音にしてほしい」というようなイメージや要求も全然なくて、純粋に「どうなるのか」という強い興味だけありました。

コラボは相手に遠慮も要求もせずに個々が好きな事をやって、それでいいものができないのであればコラボする必要はないだろうと思います。藤倉さんが最初に送ってくれた音源を聴いたときは、「あ、これは自分では想像もできなかった音になったな、自分には作れない音楽だな」と思いました。なので、コラボできてよかったですし、とても勉強になりました。

 

■今後も電子技術を援用した制作を続けようとお考えでしょうか。

とても興味はあります、現代音楽的なアプローチの電子音楽だけでなく、ギターを使ったエレクトロニカのフェネスみたいな人もいますし、やれる事はたくさんあると思います。ただ、僕は自分で電子技術を駆使した仕事はできないので、電子技術を専門にする人との共作に興味があります。

 

■CDの発売を楽しみにしております。どうもありがとうございました!

こちらこそありがとうございました! ぜひCD聴いてください!

 

◎CDのご案内
笹久保伸+藤倉大「マナヤチャナ」
CD / Sony Classical / SICC-30176 / 2014.09.17発売
http://www.amazon.co.jp/dp/B00L9EL898

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後援イベントのお知らせ(20140826)

ユノ・デラ・イヴ Vol.8 @油野美術館(大阪)

2014年8月26日(火) 18:30開場 19:00開演
1500円(1ドリンク込) @油野美術館

「即興と作曲を探求するフランスのデュオ、岩瀬 久美/ユーグ・ヴァンサン来日」
<出演>
ユーグ・ヴァンサン Hugues Vincent (from フランス)

岩瀬 久美  Kumi Iwase (from フランス)

石上 和也 Kazuya Ishigami

かつふじ たまこ  Tamamko Katsufuji
<プロフィール>

ユーグ・ヴァンサン  Hugues Vincent
クラシックチェロをデニス・チェレ(Denise Cherret)に師事、ジャズをl’edim音楽学校(パリ)とモントルイユコンセルバトワールで学び、音楽理論の学位と、中学高等学校音楽教員資格をパリ第8大学で取得。インプロヴィゼーションを研修やマスタークラス(とりわけソフィア・ドマンシッシ(Sophia Domanchich)、ディディエ・ルヴァレ(Didier Levallet)、レジス・ユビー(Regis Huby)、ヴァンサン・クルトワ(Vincent Courtois)、バール・フィリップ(Barre phillips)、アーネスト・ライジンガー(Erns Reisjeger)などと)で学ぶ。グループ参加として Bolitz のほかに、トリオ「チルボル(Tilbol)」、デュオ「セルロイド(CelluloIde)」(フランク・スミス(Frank Smith)エレクトロニックと。オディオロルネット(Odiolorgnette)レーベルからCDをリリース)、!
ョエル・レオンドル(Joel Leandre)率いる「ストリング・プロジェクト(String Project)」、大友良英の「ニュージャズアンサンブル」、デヴィッド・S・ウェア(David S Ware)の「弦楽アンサンブル 」、デゥオ「ボウブン(Bobun)」(フランツ・ロリオ(ヴィオラ)) 、チェロ奏者森重靖宗とのデュオ、盆ノ窪セプテット(フランス/日本人の即興アンサンブル)、スカグループ 「ペリカンフリゼ(Le Pelican Frise)」(ディスク3枚リリース)など。ほかにも ローランド・トッポー(Roland Topor)作「ルシアンに四本のバラを(Four Roses For Lucienne)」のための音楽制作、ジャンリューク・カポッゾ(Jean Luc Cappozzo)、ヴァンサン・クルトワー(Vincent Courtois)、クロウド・チャンミッチャン(Claude Tchamitchian)、ジャンフランソワー・プーブロワ(Jean Fran!
cois Pauvros)、 ルークエックス(Luc Ex)、 佐藤真、沖
至 他との即興演奏共演、コンテンポラリーダンスカンパニー( 「アンアンスタン・カンパニー(Compagnie ≪ Un Instant ≫)、チア・イン・リン(Chia Yin Ling)、ベルナルド・モンテ( Bernardo Montet))や、舞踏ダンサー(今貂子,イメル・テルマン(Imre Thormannのための作曲、即興。ソロではアコースティックまたはエレクトロアコースティックでの即興、CD≪ Phonoscope &Fabulettes ≫, ≪ Tales of Noboru ≫, ≪ Onkyo no Hako ≫)制作、様々な舞台クリエーションなどで、世界各国(ドイツ、スイス、ベルギー、オランダ、イタリア、アメリカ、モロッコ、エジプト、日本など)で活躍。
http://www.myspace.com/huguesvincent

岩瀬 久美  Kumi Iwase
現代音楽、即興音楽の作曲、演奏家。パリで画家/エレクトロニクス/サックスのトリオ、ダンスやコメディアンとのコラボレーション、ヴォイスとのデュオ、ジャズカルテットのグループなどとたくさんのコンサートを催している。岩瀬久美は作曲、即興などの分野でいろいろな人とたくさんのクリエーションをしたいと考えている。2000年音楽留学のため渡仏。サックスフォンをフィリップ ポルトジュア氏に師事。ジャズ、即興、ジャズ作曲をギョーム ロワ氏に師事。クラリネットをイサベルデュトワ氏に師事。作曲、エレクトロニクス音楽をニコラ ヴェラン氏に師事。
石上 和也  Kazuya Ishigami
1972年大阪生まれ。2012年12月実験音楽雑誌「音人」発行。2012年3月「神戸電子音響音楽祭」主催。自主レーベル[NEUS-318]からAnla Courtisと石上和也スプリットCDを近々リリース予定。
かつふじ たまこ  Tamamko Katsufuji
音作家。音響家。日常や非日常で聞こえたり聞こえなかったりした音に耳を澄まし、拾い集め紡ぎ出す。そうしてできた音作品は日常の隣のちょっぴりへんてこな世界を表現する。また、その作品達はフランスでもちょっとした評判になっているもよう。一方、鍵盤ハーモニカや楽器とも呼べない日用品を使っての即興演奏でも独自の音世界を作り出している。

油野美術館
553-0004 大阪市福島区玉川4-5-27
http://yunobi.com/

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JSEM電子音楽カレンダー/2014年8月のピックアップ

JSEM電子音楽カレンダーでは、担当の川崎弘二がカレンダーに掲載されている各種イベントをご紹介していきたいと考えております。

2014年8月に開催されるイベントから、今回はフランスで開催される電子音楽フェスティバル「Futura 14」をピックアップいたします。

このフェスティバルに以前から参加されている檜垣智也さんに、「Futura 14」についてのお話しを電子メールでお伺いしました。(担当:川崎弘二)

 

afficheFUTURA14_Web

2014/08/21(木)-24(日) Futura 14 22e édition(Crest, France)
http://festivalfutura.fr/

 

■フェスティバルの開催されるフランスのクレという町はどのような場所ですか?

檜垣智也:街を端から端まで歩いても、10分くらいの小さな美しい街です。夏にはキャンピングカーで、バカンスを楽しむ方も多くいらっしゃいます。

 

■「Futura」というフェスティバルは今回で22回目を迎えるようです。このフェスティバルの特色についてお話しいただけますか?

アクースモニウムを用いた電子音楽祭として、ヨーロッパでも最も伝統があります。今までピエール・アンリ、リュック・フェラーリ、クリスチャン・ザネジなど、日本でもおなじみの作曲家を特集してきました。

また音楽祭の終わった後、アクースモニウムの演奏講習会が5日間あります。世界中から講習生を受け入れています。私はそこの講師でもあるのですが、日本からの参加も多く、楽しみにしています。

 

■今回、檜垣さんは「Futura 14」にて、「Carte Blanche Tomonari Higaki」という1時間半ほどのコンサートを担当されています。プログラムなどについてお話しいただけますか?

Carte Blancheは、演奏家が自由に選曲できるコンサートです。私はフランスに日本の電子音楽を紹介するために、毎回、邦人作曲家によるプログラムを組んでいます。

今回は武満徹の「ミネアポリスの庭」、佐藤聰明の「マンダラ」の、すでに古典ともいえる電子音楽に加え、新進気鋭の永松ゆかさんに新作を依頼しました。

 

■檜垣さんは新作のご発表もされるようです。新作についてお話しいただけますか?

Futuraのために、新作を毎年発表しています。最近、メディアの持つ2重の空間性に興味を持っていますが、そのシリーズの第1弾として20分程度の電子音楽を上演します。ナタナエル・ラボワサンさんの演奏です。

 

■コンサートのご成功をお祈りしております。どうもありがとうございました!

 

◎コンサートのご案内
日 程:8月21日(木) 午後1時30分から24日(日) 午前8時まで
場 所:Espace Soubeyran, 26400 Crest (Drôme)
料 金:1コンサート5ユーロ / パスポート15ユーロ

◎コンサートのお問い合わせ
info (a) festivalfurura.fr
tel: +33 (0)6 5246 5656
http://festivalfutura.fr

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電子音楽なう! vol.3(20140712)

電子音楽なう! vol.3

「電子音楽なう」は、”なかなか普段のメディアでは触れられることが少ない電子音楽。広く客層の裾野を広げる意味で、気軽にマジメな電子音楽/コンピュータ音楽に触れられるライブイベント”です。

出演
石上 和也、泉川 獅道、大谷 安宏、門脇 治、中川 善裕、林 恭平、平山 晴花、RAKASU PROJECT.

日時:2014年7月12日(土)18:00開場 18:30開演
料金:2,000円
会場:CAP CLUB Q2 〒650-0041 神戸市中央区新港町4-3 上屋Q2
http://www.cap-kobe.com/club_q2/
*会場CLUB Q2へのお問合わせは当日のみ応答できます(078-959-7707)

問合せ先:
日本電子音楽協会
info-jsem@jsem.sakura.ne.jp

C.A.P.事務局(10:00-19:00/月曜休み)
TEL:078−222-1003
info@cap-kobe.com
http://cap-kobe.com

主 催:C.A.P.(芸術と計画会議)/日本電子音楽協会
協 賛:株式会社ジーベック
助 成:公益社団法人企業メセナ協議会
企画構成:石上和也、由雄正恒
美術照明:サカイヒロト、 植田宏美
フライヤーイラスト:pikkoro

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後援イベントのお知らせ(20140615)

2014/06/15 U::Gen 音響 Lab vol.12 Live Computer & ElectroAcoustic music performance & Cafe BAR

 

open 18:00

start 19:00
charge 1,500yen(学生1000yen)+ 1drink

出演

佐藤亜矢子  SATO AYAKO

CASICO

岡本大典   OKAMOTO DAISUKE

由雄正恒  YOSHIO MASATSUNE

大谷安宏  OTANI YASUHIRO

 

佐藤亜矢子(SATO AYAKO)
Prix Presque Rien 2013, ICMC2013(International Computer Music Conference), more….. 国内外で活躍する作曲家. U::Gen Lab, 前回のご出演では魅惑の「逸話的音楽」を展開, 新鮮な電子音響・衝動的興奮がさめず, 無事2度目のご出演を迎えることができるというわけ. 神聖ポストLuc Ferrariに出会える.
CASICO(カシコ)
声, 音採取担当のHIROと生録, テープ, 各楽器, 担当のïtah, 二人による実験音楽ユニット. 今回は生録音源を4chオープンリールで再生、自作音響変換器”ギタホーン”を共鳴させる実験ライブ.
ïtah 漆喰、珪藻土から電気電圧を発生、スライダックでマンホールを振動させる、シンセ、ギターを操るアーティスト。前回のU::Gen Labでは、左官道具をつかったライブ・ミュージック・コンクレートという途方もない実験を展開. その瞬間に立ち会えたら、きっと心で泣ける ギタホーン!

岡本大典  (OKAMOTO DAISUKE)  ex.After Dinner
「バーバパパ世界をまわる」,「NHK連続ドラマ「恋セヨ乙女」など…作曲家. トロンボーン奏者.  じつはex. AfterDinnerのおかもとさんが本来のアバンギャルドミュージシャンに戻る瞬間がU::Gen Lab. いつもMaxとRareな楽器で驚きの音響体験を提供してくれる. ソロCD「memories of the air」


主催 おおたに・よしお
後援 日本電子音楽協会 (JSEM)

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後援イベントのお知らせ(20140607)

Opus Medium-Project vol.13
影聴音観プロジェクト

*木村友美「ピアノのための新作」

演奏:藤原亜美(piano)

*山口 紘「動かぬものたちの声 (II)」

演奏:山口紘 (electronics)

*橘 晋太郎「images」for piano solo

演奏:藤原亜美(piano)

*小川 類「maestitia」 for alt sax -[electronics version]

演奏:渡邊定治(alt sax)、小川 類(electronics)

*小森俊明「モノクロームとカラーで」En Monochromie et Couleurs pour Piano

演奏:小森俊明(piano)

*河合孝治「Pia-Dance組曲」

演奏:清水友美(piano,dance) 、坂本美蘭(朗詠)、河合孝治(electronics)

会場:下北沢Harf Moon Hall

6月7日・ 土曜日

当日3000円 / 前売り2500円 / 学生2000円

16時30分開場 / 17時開演

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後援イベントのお知らせ(20140524 – 25)

FUJI acousmatic music festival 2014
富士電子音響芸術祭2014
the 5th anniversary

会場:ピラミッドメディテーションセンター(JR中央線梁川駅下車徒歩5分)
会場住所:〒409-0503 山梨県大月市梁川町綱の上福徳1113

開催日:5月24(土曜)~25(日曜)
開場:24日(土曜)15:00
オープニングパーティー:24日(土曜)16:00~
開演:24日(土曜)17:00
終演:25日(日曜)13:00

入場料:
4000円(先着35名様)
5500円
定員70名(先着順)
ご予約はホームページ専用申し込みフォームからお申し込み下さい
http://www.spacevision.biz/faf/

駐車料金:
2000円(1人乗車)、1000円(2人乗車)、3人以上乗車の場合は無料
お問い合わせ:info-faf@spacevision.biz

特別ゲスト:フランソワ・ドナト

出演:
足本憲治 石上和也 泉川秀文 生形三郎 長田大夢 大久保雅基
柴山拓郎 鈴木悦久 高野大夢 高橋哲男 仲條大亮 佐久川曜一
永野隆満 長瀬元應 成田和子 宮木朝子 森田信一 坂野伊和男
山本雅一 由雄正恒 吉原太郎 渡辺愛

芸術監督:吉原太郎
空間デザイン:土井康央
照明:佐野太平、蜂須賀輝
アロマデザイン:小阪柚木衣
キャンドルデコレーション:Chu-Buru-DECO
焚火:小田切浩
撮影:奥山和洋
技術協力:武藤勲

新開発・音響空間コントロールシステム「NILE」登場
開発:株式会社多聞
テクニカルディレクション:篠田匡史
コンピュータグラフィック:関根大輔 (euroTAMON)
コンピュータプログラミング:石垣翔平
テクニカルアドバイザー:吉原太郎(山梨大学講師)、柴山拓郎(東京電機大学准教授)、高野大夢
協力:富士電子音響芸術祭実行委員会

助成:笹川日仏財団

主催:富士電子音響芸術祭実行委員会

協賛:JAD Automation、YARDWORKS、ARCHITECT ATELIER TSUTSUMI、
ピラミッドメディテーションセンター、ACSPD文化芸術支援事業推進室

音響機材協力:ティアック株式会社、株式会社多聞、株式会社ソーケン、甲斐の匠小田切、
柴山拓郎(東京電機大学)、由雄正恒(昭和音楽大学)、足本憲治(国立音楽大学)

後援:日本電子音楽協会、大正寺
制作協力:洛農舎、遠山正真(SPIRITUAL SOUND PROJECT)
出店:Mother earth 、itah-chai、FAF BAR、寺崎COFFEE、虹屋

関連企画
フランソワ・ドナト特別講義
5/21(水)昭和音楽大学 18:00開講       お問い合わせ:info-faf@spacevision.biz
5/22(木)東京電機大学鳩山キャンパス(公開) お問い合わせ:takuro@mail.dendai.ac.jp

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後援イベントのお知らせ(20140521)

アーティスト・フォーラム/レクチャー・コンサート
「時をかけて ―文化的ユートピアへのスローな探検」

日時:2014年5月21日(水)7:00 pm
会場:国際文化会館 岩崎小彌太記念ホール
パフォーマンスとレクチャー: ハンス・トゥチュク(作曲家)
http://www.music.fas.harvard.edu/faculty/htutschku.html
演目:
言語:英語/日本語(逐次通訳つき)
会費:無料
主催:公益財団法人国際文化会館、日米友好基金
後援:日本電子音楽協会
協力:東京藝術大学 先端芸術表現科

「教育や人的交流、芸術で一番大事なのは、好奇心を刺激することです。」
このレクチャー・コンサートではハンス・トゥチュクの最近の作品を紹介し、そ のコンセプトと、異なる大陸の音や産物を合わせて、ユートピア的で儀式的なパ フォーマンスをつくる手法についてお聞きします。
トゥチュクはドイツ出身ですが、長くオランダやフランス、米国で暮らしてきま した。これまでに40カ国以上を訪問し、どこに行ってもその土地特有の音や音楽 を探し求めてきました。現代の電子音響音楽における革新的な作品で知られる トゥチュクは、音楽以外の芸術形態やメディアにおけるテクノロジーの融合を目 指し、油絵や写真、演劇、ダンス、陶芸、ビデオアートなどとの実験を重ねてき ました。これらの試みは音楽的な点でもインスピレーションの源となっていま す。また共産主義下の東ドイツという出自が、これらの濃密な芸術的コラボレー ションや、自分の考えを自由に表現したいという不断の渇望を生み出しており、 1989年の政変以降もその強度は変わっていません。

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